フランスの住所にあるCEDEXとTSA:その意味とは
要点
CEDEXは、courrier d'entreprise à distribution exceptionnelleの略で、大量の郵便物を受け取る企業や公的機関のための、フランス郵便(La Poste)の配送コードです。住所の最終行で市町村名の後ろに置かれ、番号が続くこともあります(33506 LIBOURNE CEDEX)。TSA(Tri Service Arrivée)は、封筒に書かれたTSA番号を使って、組織に届く郵便物を到着前に部署ごとに仕分けるLa Posteのサービスです。どちらも正式な住所の一部です。正確に書き写し、決して省略せず、CEDEXコードを市町村の通常の郵便番号に置き換えないでください。
| 対象者 | 住所にCEDEXやTSAが書かれたフランスの企業、保険会社、銀行、公的機関に手紙を書くすべての人 |
| CEDEXの役割 | 受取人専用の仕分け・配達ルートに手紙を送る |
| TSAの役割 | La Posteが受取人宛ての郵便物を開封せずに、配達前に部署ごとに仕分ける |
| 書く位置 | CEDEXは最終行の市町村名の後ろ。TSA、BP、CSはその上の独立した行 |
| 書留 | 通常どおり利用できる。組織が公表している住所に書留を送る |
| よくある間違い | CEDEXやその番号を省略する、通りの郵便番号を使う、2つの住所を混ぜる |
契約を解約しようとしているときや、フランスの行政機関に手紙を書こうとしているときに、住所の末尾がCEDEX 9のようになっていたり、通り名のないTSA番号が含まれていたりすることがあります。これは誤植でも不完全な住所でもありません。フランスの大きな組織は、こうして郵便物を受け取っているのです。
1. CEDEXの意味
CEDEXは1972年に導入されました。同じ受取人に宛てた大量の郵便物をLa Posteが識別して仕分け、大口利用者向けの特別な配達ルート、通常の配達とは別に約束の時刻に届ける便(course de remise)、私書箱(boîte postale)といった専用の方法で届けられるようにする仕組みです。
フランスの競争当局(Conseil de la concurrence)による2009年の決定によると、CEDEXコードには2種類あります。
- 個別コード:1日平均1,000通を超える郵便物を受け取る組織に割り当てられます。
- 共同コード:複数の受取人のグループで共有されます(1つのコードにつき約30の受取人)。
CEDEXはLa Posteが組織に割り当てるものです。一般の自宅の住所に付け加えるものではありません。
2. CEDEXの住所の書き方
La Posteの宛名規格では、フランスの住所は受取人の名前から市町村名まで、最大6行、各行38文字以内で書きます。最終行は常に大文字で書き、通りの行から下には句読点を一切入れません。
CEDEXの住所では、最終行にCEDEXコード、配達局のある市町村名、そしてCEDEXという語を書きます。その後に番号が続くこともあります。
33506 LIBOURNE CEDEX
CEDEXコード(ここでは33506)は、ふつうその通りの通常の郵便番号ではありません(Libourneの郵便番号は33500です)。コード、市町村名、CEDEXという語、そして番号があればその番号も、組織が書いているとおりに正確に残してください。
以下は、La Posteの宛名仕様書に載っている企業宛ての住所の例です。5行目に私書箱(BP)があり、最後の行がCEDEXの行です。
Société DUPONT Monsieur Martin Service Achats ZONE INDUSTRIELLE OUEST 35 IMPASSE DES GABARRES BP 18 ARVEYRES 33506 LIBOURNE CEDEX
CS(course spéciale)を見かけることもあります。これもLa Posteの配達表記の一つで、BPと同じく5行目に置かれます。同じように書き写してください。
3. TSAの意味
TSAはTri Service Arrivéeの略です。La Posteのこのサービスでは、組織に届く郵便物が、封筒を開けずにそこに書かれた内容をもとに、組織の施設に届く前に部署ごとに仕分けられます。TSA番号は、あなたの手紙を受け取るべき部署や仕分け先を示します。たとえばカスタマーサービスや解約の担当部署です。
La PosteのTSAの例では、TSAの行は組織名のすぐ下、通りの行の上に置かれています。
Entreprise Durand TSA 10101 1 RUE DU CENTRE 75000 PARIS
多くの組織はTSA番号とCEDEXの行を組み合わせて使っており、通り名がまったくない住所を公表しているところもあります。これは正常です。コードがLa Posteに配達先を伝えているのです。
4. 手紙が遅れる原因になる間違い
- CEDEXやその番号を省略する。手紙は専用の配送ルートを失い、通常の配達ルートを通ることになります。
- CEDEXコードを市町村の郵便番号に置き換える。2つの番号はたいてい異なります。組織が示している番号を使ってください。
- TSAやCEDEXの住所にネットで見つけた通り名を付け加える、または2つの異なる住所の行を混ぜる。
- 古い住所を使う。組織はTSAやCEDEXの住所を変更します。特に解約の場合は、最新の利用規約、ウェブサイト、または直近に届いた郵便物で確認してください。
- 句読点や余分な行を加える。6行(海外からは7行)以内に収め、最終行は大文字で書いてください。
5. CEDEXやTSAの住所に書留を送る
CEDEXやTSAの住所はLa Posteにとって通常の郵便の宛先なので、配達証明付きでも配達証明なしでも、いつもどおり書留を送れます。多くの組織は、まさに解約や苦情のためにTSAやCEDEXの住所を公表しています。受領日が重要な場合は、組織がその用途に指定している住所を使い、差出証明を保管しておいてください。
6. 海外からCEDEXの住所に送る
フランスの住所を公表されているとおりに書き、最後に独立した1行を設けて大文字でFRANCEと書き加えます。La Posteは、海外から届く郵便物について最大7行まで認めています。
Société DUPONT 35 IMPASSE DES GABARRES BP 18 ARVEYRES 33506 LIBOURNE CEDEX FRANCE
MaisonMailで送る
MaisonMailでフランスに手紙を送るときは、郵便番号欄にCEDEXコードを入力し、市区町村欄には市町村名に続けてCEDEXとその番号を入力します(例:LIBOURNE CEDEX)。TSAの表記は「建物名、階数、部屋番号など」欄に入力します。この欄は通り名のすぐ上に印刷され、La Posteが想定する位置になります。通り名のない住所の場合は住所欄に入力してください。BP、CSの表記は住所欄に入力し、通り名がある場合はその後ろに続けます。手紙は印刷され、封筒に入れられ、あなたに代わって投函されるので、住所を手書きで書き直す必要はまったくありません。
公式情報源
参照した根拠資料と、現在有効なルールへのリンクです。
- Conseil de la concurrence, décision n° 09-D-09 du 26 février 2009 — le code CEDEXAutorité de la concurrence
情報は最終確認日時点のものです。このガイドは情報提供のみを目的としており、法的助言ではありません。複雑なケースでは専門家に相談してください。
よくある質問
CEDEXやTSAの住所に書留を送ることはできますか?
はい。CEDEXやTSAの住所はLa Posteにとって通常の郵便の宛先であり、多くの組織は解約、苦情、その他の書留のために、まさにこうした住所を公表しています。組織が利用規約、ウェブサイト、または最近の郵便物でその用途向けに示している住所を使い、すべての行を正確に書き写してください。
CEDEXコードの代わりに、その市町村の通常の郵便番号を使ってもよいですか?
いいえ。最終行のCEDEXコードは、通りの郵便番号と異なることがよくあります。たとえば33506 LIBOURNE CEDEXの場合、Libourneの通常の郵便番号は33500です。CEDEXコードは、手紙をその組織専用の仕分け・配達ルートに送ります。別の郵便番号を書くと通常の配達ルートを通るため、遅れたり誤配されたりするおそれがあります。
通り名のないCEDEXやTSAの住所があるのはなぜですか?
コード自体がLa Posteに配達先を伝えているからです。郵便物は通りの配達ルートではなく、その組織専用のルートで引き取られるか配達されます。組織が通り名のない住所を公表している場合は、そのまま書き写し、ほかで見つけた通り名を付け加えないでください。
海外から送る場合、CEDEXの住所はどう書けばよいですか?
フランスの住所を公表されているとおりに書き、CEDEXコード、市町村名、CEDEXとその番号を1行にまとめます。そのうえで、最後に独立した1行を設けて大文字でFRANCEと書き加えます。La Posteは、海外から届く郵便物について最大7行まで認めています。
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